全日本の観光地へ
長府毛利藩は天保年間に「達豊浦家中一統家作定書」を発令し、藩士の身分により家屋造作の制限を行いました。城下町長府の特色は、門や長屋それに続く練塀と石垣、その内側の植裁など、街路に面した構えにあります。形態としては、切り盛りした土地に石垣を築き、その上に粘土を練り混ぜた土塀を築く方法で、中塗りを施しただけのものが多く、漆喰で上塗りしたものは見られません。
下関南部町郵便局は、下関に現存する最も古い洋風建築物で、明治33年(1900)に赤間関郵便局(当時)が電信局を統合し、新築移転されたもの。外壁のレンガは厚さ60cmという堅固なもので、逓信省(ていしんしょう)技師の三橋四郎が設計を行った。いまなお現役の郵便局舎としては日本最古のもの。現在、局内には資料展示コーナーのほか、カフェが併設されたギャラリーや中庭があり、コンサートや結婚式等のイベントスペースとしても活用されている。また、夜間はライトアップされている。
日本の近代建築史を代表する建築物。旧秋田商会ビルは、大正4年(1915)に竣工した和洋折衷のユニークな建築物。鉄骨鉄筋コンクリート造、地上3階、地下1階、塔屋付き、屋上には日本庭園と茶室を備えている。内部は1階を純洋風の事務所空間、2階及び3階を格調高い書院造住宅としており、西日本で最初の鉄筋コンクリート造の事務所建築であるとともに、わが国に現存する同種建築物としては最古級のもの。現在は観光情報センターとして建物内部(屋上部分を除く)を公開している。また、夜間はライトアップされている。
住吉神社は、桁行22.8m、梁間4.6m、檜皮葺の古社本殿で、現在の本殿は、1370年(応安3)に大内弘世が造営したものです。
開園時間:9:00〜17:00(最終入場16:40) 休園:12/28〜1/4
明治36年、長府毛利家14代元敏によって建てられた邸宅で、明治天皇の行在所としても使われたところです。 重厚な母屋と白壁に囲まれた純和風の庭園が往時を偲ばせてくれます。 湯茶のサービスもあります。長府散策時の休憩所としてもご利用ください。
功山寺境内にあり、桁行・梁間とも三間、一重入母屋の屋根に裳階(もこし)がついた桧皮(ひわだ)葺の二重屋根の建物です。内部の柱に「此堂元応二年(1320にあたる)卯月五日柱立」と記されていることから、鎌倉時代の建築とされています。建築年代のはっきりしている禅宗様建築では、この仏殿が日本最古のものです。
響灘の沖合2kmに連なる、男島、女島、竜宮島、石島、これら4島を総じて呼ばれる厚島と、限りなく広がる響灘の水平線を眼下に一望できるビュースポット。訪れた人々を魅了してやまない一大パノラマがお楽しみいただけます。
火の山展望台からの眺望は素晴らしく、3階の展望室からは関門海峡や響灘に浮かぶ島々などが一望できます。2階は360度回転の展望レストラン。眼下に広がる1000万ドルの夜景を眺めながら味わう料理はまた格別です。
唐戸周辺で童謡詩人金子みすゞゆかりの地を辿る散策コース。それぞれの場所には詩碑や顕彰碑が設置されている。スタート地点は旧秋田商会ビル(下関観光情報センター)で、ゴールは唐戸市場前。所要時間は60分程度。