報恩寺
茨城県常総市豊岡町丙1586-1
浄土真宗の寺。鎌倉時代の1214年(建保2)年、親鸞聖人二十四輩の第1弟子・性真が荒廃していた大楽寺を再興、報恩寺とした。1600(慶長5)年、兵火によって焼失、江戸に移転する。1806(文化3)年に焼失し、1810(文化7)年、現在地に再び移された。親鸞聖人旧跡二十四輩第1番坂東報恩寺としてしられる。「お鯉さま」の説話が残る。性真上人の法話の席に、いつも白髪の老人の姿があった。この老人の招待を探ろうとしたがいつも寺近くのほとりで消えてしまった。その後、飯沼の天神(大生郷天満宮)の神主の夢枕に白髪の老人=天神様(菅原道真公)=が現れ、「性心の聖は、わが心の悩みを解いた恩師。毎年正月には、御手洗の池の鯉を2匹贈るように」と告げられたという