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星渓園は、回遊式庭園で、熊谷の発展に数々の偉業を成した竹井澹如翁によって慶応年間から明治初年にかけてつくられた名園です。昭和25年熊谷市が譲り受け、翌年星渓園と名付け、昭和29年市の名勝として指定されました。建物の老朽化が著しかったので、平成2年から4年にかけて、建物と庭園の整備がなされ、建物は数寄屋感覚を取り入れ、格調高いものとし、日本文化教養の場として復元されました。
東別府神社は、東別府氏の館跡にあり、城館跡は、横濠と土塁の一部が残り、「別府城跡」として県指定史跡となっています。
927年につくられた延喜式神名帳に記載された「式内社」であり、平安時代から由緒ある神社として広く知られ、かつては幡羅郡20か村の総鎮守として尊崇されてきました。
安楽寺は、養老元年(717年)創建と伝えられ、境内には、関東でも珍しい九品仏(9体の阿弥陀仏像:市指定文化財)を安置した九品仏堂があります。
法堂、庫裏、仏殿、開山堂を回廊で結び、内部に鐘楼を設けた七堂伽藍の配置が現存する、関東でも数少ないお寺です。また、「とげぬき地蔵」で有名な東京・巣鴨の高岩寺は、今から約400年前に、ここ集福寺の五世扶嶽太助大和尚が創建しました。
鎌倉幕府の評定衆に任じられ、貞永式目の制定に参画した中条家長が、祖父常光らの菩提を弔うために自らの館を寺としたのが常光院です。周囲には堀や土塁が残り、中条氏館跡として県指定史跡となっています。
「片倉シルク記念館」は、片倉工業(株)最後の製糸工場であった熊谷工場の繭倉庫を利用した記念館です。片倉工業(株)の製糸業121年におよぶ歴史を、末永く保存継承するために、熊谷工場の操業当時に使われていた製糸機械を展示して、繭から生糸になるまでの過程を紹介しています。
約300畳分の藤棚で、美しい色合いの長い花房から甘い香りが漂う。
江戸時代から桜の名所として知られる熊谷桜堤は、(財団法人)日本さくらの会から、由緒ある歴史と美しさを称えられ、平成2年3月3日に「さくら名所100選」に選定されました。毎年4月上旬に開かれる「さくら祭」には、約500本のソメイヨシノが2kmにおよぶ桜のトンネルをつくり、多くの人々を魅了します。
川越は関東地方の代表的な城下町で、歴史的・文化的な伝統に育まれて発展してきました。市内には土蔵づくりの店舗などに象徴されるように数多くの貴重な文化遺産が残っています。川越市立博物館はこれらの資料を系統的に収集、保存、調査研究、公開することにより、郷土の歴史と文化に対する理解と認識を深め、生涯学習の場として親しめる施設として建設されました。川越の郷土、川越市の姿を様々な角度からご覧下さい。