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平戸港の西南約3kmの所に,眺望のよさで知られている川内峠がある。その峠の頂上に「山清く海うるはしとたたえつつ旅人われや平戸よく見む」という吉井勇の歌碑が立っている。標高約270m,大草原が広がる峠一帯からは,九十九島をはじめ生月島,遠くは壱岐,対馬などが一望に見渡せ,大パノラマが楽しめる。
1600年オランダ船リーフデ号に乗って豊後に漂着したイギリス人。本名ウイリアム・アダムズ。徳川家康の相談役として,また,オランダ,イギリス貿易の功労者として活躍しました。平戸にも住居をもち,平戸で病死しました。
高台の展望台に登ると、平戸の玄関口、平戸港から平戸の中心街の街並みが一望できる。桜と平戸つつじの名所である。フランシスコ・ザビエル記念碑、三浦按針(ウィリアム・アダムス)の夫婦塚、また、平戸で初めての教会が建てられたという跡もここにある。
旧藩主松浦家の居城平戸城が復元されている。天守閣からは平戸湾が一望のもと。
1191年、栄西禅師が中国のお茶の種子を持ち帰り、茶の実を播いた古い茶園で、お茶の起源とされている。その下方に、昔「冨春庵」が建っていた所で、南の隅に栄西禅師が座禅を組んだと伝えられている「座禅石」がある。そばに梅林寺の猷禅老師によって千光祖師座禅石と書かれた碑が建てられている。
雄香寺は1695年に平戸藩主第30代松浦棟(たかし)が、的山大島(あづちおおしま)より江月庵を、現在地へと移し、松浦家の菩提寺としたものです。寺の中には松浦棟以降の藩主や側室などの墓があります。敷地内にある「開山堂(別名赤堂(あかどう))」は1987年3月に県の文化財に指定されました。
最教寺は806年、空海が唐より帰国した際、この地で座禅などを行ったとされることから開かれた寺院であり、1607年に平戸藩主第26代鎮信により建てられました。毎年、節分の日に行われる「子泣き相撲」が有名であり、仏涅槃図等の貴重な物が展示されています。ひときわ目立つ朱色の三重大塔もあり、多くの観光客や参拝者が訪れています。
勝尾岳北山麓に昭和6年に建設され、昭和46年ザビエルの平戸来訪を記念して教会脇に「ザビエル記念像」が建立され、名称も「平戸ザビエル記念教会」と改められました。平戸ザビエル記念教会は寺院に囲まれており、寺院と教会の見える風景としても知られています。
松浦家第35代観中熈公のお墓があります。境内には1814年、平戸藩主代21代松浦義が植えたとされる大杉だけで「景粛堂」が建てられ、大杉一本のみで建てられたため、「一本堂」とも言われています。1979年2月に市の文化財に指定されました。
市民の産土神として崇敬を集め、“平戸くんち”の際には、様々な神事がとり行われます。特に国指定重要無形民俗文化財「平戸神楽」全24番が奉納される大大神楽は年に一度、この亀岡神社でのみ奉納されます。社宝の「環頭の太刀」は、国の重要文化財に指定され、平戸城に展示されています。