全日本の観光地へ
歌碑は浄土真宗本願寺派勝興寺の境内にある。万葉歌人大伴家持が越中国の任地でこの歌を詠んだのは749年、昇進の喜びをうたった。この他、二上山・雨晴海岸周辺・伏木地区及び高岡市内には、万葉集の歌碑が点在している。
天平18年(746)から越中国主として赴任した大伴家持は、在任の5年間自然と人情に恵まれ、220余首もの歌を詠んだ。「たまくしげ二上山に鳴く鳥の声の恋しき時は来にけり」(家持)。右手に筆をかまえ、表情静かに遠くあおぐ姿は、まさに万葉の里を証明するかのようだ。
瑞龍寺の門前から、八丁道と呼ばれる松並木と白い石畳が続く道を、東へ八町(870m)ほど歩いたところにある。武将のものとしては全国一という高さ約11.8mの石塔を石垣で囲み、堀を巡らし、大小30数基の石燈篭を配した豪壮なもので、1646年(正保3年)前田利常により建てられた。
守山城跡内にある、伏し目がちに市内を見下すその優しい姿は、平和の象徴として市民にやすらぎを与えている。
開館:9:00〜17:00おとぎの森館、こどもの家公園は終日解放 休館:火 休館:年末年始
高岡市の中心部に向かって千保川が流れるメルヘンの森。自然をテーマにした数々の展示・高さ22mの展望ロビーが楽しめる。高岡市出身の漫画家藤子・F・不二雄氏の代表作「ドラえもん」のキャラクター像が設置されており、作品中でのび太たちの遊び場となっている“空き地”が再現されている。
万葉集に「渋谿(しぶたに)」と詠まれた雨晴海岸は、岩礁多く白砂青松の景勝地。日本の渚百選の1つにも選ばれ、富山湾越しに3000メートル級の山脈(立山連峰)を望むことができる場所は、世界でも数少ない。また、源義経が奥州へ落ちのびる途中、にわか雨の晴れるのを待った「義経岩」がある。
古来二上山の麓にあり、明治8年に古城公園内に遷座された。奈良時代の創建といわれ、越中文化発祥にゆかりの深い守護神として、古くから崇拝されている。
大伴家持卿を顕彰して、気多神社境内に創建された神社。
公開:9:00〜16:3012月10日〜1月31日は9:00〜16:00
明和折衷様式の仏殿や法堂・総門を残す。高岡の開祖前田利長の菩提寺、曹洞宗の名刹。仏殿・法堂・山門が県内で初めて国宝に指定されている。壮大な伽藍配置様式の豪壮にして典雅な美しさに圧倒される。
蓮如上人の越中布教の拠点、土山御坊が前身。戦国時代、越中一向一揆の拠点となった、中世城郭寺院の威勢を今に示す風格を誇る。越中国庁跡。“勝興寺の七不思議”が有名。