岩国市楠町一丁目のクスノキ巨樹群及びムクノキ巨樹
三角州の頂点にあたる岩国市楠町の堤防及び河川敷に、15本のクスノキと1本のムクノキが群生しています。クスノキのうち最大のものは、目の高さの幹周り5.65m、高さ30mに及び、県下で五指に入る巨木。ムクノキは、目の高さの幹周り5.85m、高さ21m。1659年(万治2)、当時の領主吉川広正(1601〜1666)が、この地に隠居のための別邸をつくることにし、堤防の改修に際してクスノキを植えたものといわれています。また、1676年(延宝4)この地の庄屋が植えたという言い伝えもあります。