全日本の観光地へ
宮尾登美子の小説「櫂」で、その美味しさを記された老舗。創業以来、麺や鰹節など素材の産地・質を変えることなく味を守り続けている。根強い人気を誇るいなり寿司は、ほんのり甘い具がたっぷり入った酢飯と油揚げが絶妙なハーモニー。鰹節のダシが効いたざるそばなどの麺類やおでんとの相性もバッチリだ。
4000平米の敷地を7つのゾーンに分け、土佐の味覚やおみやげの屋台巡りを楽しめる。定番みやげを探すなら、龍馬通りの芋ケンピや青ノリ、鮎の酒盗(しゅとう)などが珍しくてオススメ。歩き疲れたら、お城下広場でのんびり食事したりビールを飲んだりして休憩しよう。無国籍な味が揃う自由広場も楽しい。
佐川町の地質の重要性を初めて世界に紹介したエドムンド・ナウマン来町100年を記念して造られた公園。佐川盆地は「化石の宝庫」として知られ、地質時代を決定する上で重要な化石を数多く産出している。2haの園内には白い石灰岩が点在し、まるで羊の群れのよう。四季の花とのコントラストも美しい。
かつて小学校だった校舎を宿泊センターにしたユニークな施設。多彩な自然体験プログラムが組まれていて、カヌーツーリングやシュノーケリング、サイクリングなど思いのままに四万十川を満喫できる。昔ながらの竹竿を使った釣りや飯盒炊飯など懐かし体験も楽しい。夏は申し込みが殺到するので、早めに予約を。
プールやトレーニングルームを備えており、アクアビクスやエアロビクスのレッスンも受けられる温泉。プールには25m用と歩行浴用、ジャグジーがあり、トレーニングルーム(事前に使用説明を受ける)には最新鋭の器機を完備している。シェイプアップに励んだら、露天風呂や寝浴などにつかって疲れを癒そう。
多彩な施設で伊野町の伝統や歴史に触れられるエリア。「ワークショップ漉」は紙漉き・和紙加工、「染織工房はた舎」は草木染め・機織り、「ヒュッテ炭」は炭焼き、「JAショップ市」は蒟蒻・蕎麦作りや収穫体験などを楽しめる。年中無休のホテルやレストラン、クアハウスもあるから、心の休日を過ごしては?
「馬路村ふるさとセンターまかいちょって家」では、特産のユズやヤナセ杉を使ったおみやげを販売。オススメは『ポン酢しょうゆゆずの村』。日本の101村展で大賞を受賞したもので、ほのかなユズの香気が料理を美味しくすると大評判。ユズジュースの『ごっくん馬路村』もハチミツ風味の爽やかな喉越しが◎。
中土佐町が誇るカツオのタタキ作りにトライできる施設。節取りして藁の炎で一気に炙り、香ばしい香りを付けてでき上がりだ。アツアツのうちに特製タレをつけて食べよう。ただし、一本釣りの生カツオだけを使うので、4月〜10月の期間限定となる。12月〜翌2月はアジやカマスなどの干物作りを体験できる。
かつて木材の運搬用に使われていた乗り物が、今や村の観光の目玉に。森林鉄道は蒸気機関車を3分の2サイズで復元したもので、300mを2周する。トロッコ列車のようにガタゴト揺れるのんびり旅が楽しい。インクラインは水力を利用したケーブルカー。高低差50m、最大斜度34度もあり、結構スリリング!
JR江川崎駅〜土佐くろしお鉄道中村駅まで、四万十川沿いにマウンテンバイクで旅を!約4時間の道のり、沈下橋や遊覧船、カヌーなどの景色を楽しめる。ターミナルはカヌー館と江川崎駅、口屋内の物産店・農家レストランしゃえんじり、四万十市観光協会の4カ所。乗り捨て制度もあり、周辺観光にも活用可。