全日本の観光地へ
金山のため池で採れるきめ細かい粘土を使った陶器。釉薬は一切使わず炎と赤松の灰だけで模様を生み出す。それだけに素朴だが力強い味わいがある。金山焼のカップで飲むビールは味がまろやかになる。予約制で開かれている陶芸体験講座(500g1100円〜)は少人数なら予約なしでもOK(冬期は要予約)。
下北行きの船の発着待合所だが、展望タワーに昇ると目前に澄んだ陸奥湾、その向こうに八甲田山や下北半島が見渡せ旅情は高まるばかり。オリジナルデザインのTシャツ(1260円〜)やマグカップ、お酒の『蟹田』(1575円)、『観欄山』(1260円)等も揃っていて、お土産選びにも便利なスポットだ。
竜飛と小泊村を結ぶ全長20kmのワインディングロード。海の眺めだけでなく、新緑や紅葉も見事。峠の眺瞰台から、北に竜飛崎や北海道、南に十三湖や岩木山も見晴らせ、夕陽がことに美しい。小泊側は急カーブが連続し、曲がるたびに海と山の眺めがめまぐるしく入れ替わる。夏には沖合いに浮かぶ漁火が見ものだ。
ヨーロッパの風景を思わせるリゾート施設。日帰り入浴が楽しめる石造りのコテージ(宿泊で入浴無料)の開閉式ドーム型露天風呂はとにかく眺めが素晴らしい。晴れた日には海側がオープンになり他では味わえない開放感で入浴しながら海との一体感が味わえる。なかでも大海原が真っ赤に染まる夕暮れ時がお薦め。
大きなメガネをかけたような遮光器土偶は、イヌイットのサングラスに似ているところから名付けられた。遺跡の発掘現場には今は白亜の土偶のモニュメントがある。出土品は近くの木造町縄文館(0173・45・3450)、町役場隣の縄文住居展示資料館カルコ(0173・42・6490)に展示されている。
西海岸の町々を結ぶローカル線で、沿線風景の美しいことから旅行者に大人気。全国から鉄道ファンがやってくる。弘前から鯵ヶ沢までは津軽平野を走り抜け、左手に津軽富士と呼ばれる岩木山が眺められる。鯵ヶ沢からは右側に雄大な日本海が。四季により表情が違う海岸を途中下車しながらのんびり行こう。
ジャグジーやサウナなど7種類の温泉が楽しめる入浴施設で、疲労回復、筋肉痛、冷え症などに効果があり、白神山地を散策したあとの疲れを癒すのにおすすめのスポットだ。また、大広間もあるので、ゆったりと休憩もできる。隣接する棟では宿泊もできて、売店では舞茸佃煮などの特産品を販売している。
ヒバの木工品制作グループ「わにもっこ」のメンバーが森の恵みや美しさを子供達に継承しようと1989年に建国したミニ独立国。レストランを兼ねた大型ログハウスの「迎賓館」が中心だ(宿泊も可、1泊2食7350円冬期は暖房費500円有)。国の住人達と語らう森や木の話が楽しみ。木工体験もできる。
大鰐温泉は開湯800年。この温泉街に、今から370年前に津軽為信が建てたという湯魂石薬師堂がある。目の病気を患った彼が、薬師如来からのお告げを夢に見て、大石の下から湧き出る湯で目を洗うと病が治り、感謝の気持ちでこの大石の上に祠を建立したといわれている。散歩のついでに立ち寄ってみては。
津軽に来たらじょんから節を聞いてみたい。山唄では、『津軽けやぐ煮』1134円や『地酒』557円〜などを頂きながら、津軽三味線のライブが楽しめる。生演奏の迫力はやはりスゴイ。山田千里さんの弟子達が繰り広げる三味線ライブは時間内に2回開催される(混雑期は3〜4回)。感動するからぜひ来て。