全日本の観光地へ
古くからの川魚問屋で、由緒ありげな構えの店。名物の「お茶漬鰻」はみた目よりずっとさっぱりした風味でおいしい。こだわりとして、選別した鰻を店の地下80メートルから汲み上げた地下水で数日間泳がし、泥や余分な脂質を抜いてから使っている。予約をした方が確実。
宝永5年(1708年)創業。柚味噌(ゆうみそ)で知られる店。柚味噌を専門に商っており、一子相伝の製法によって柚味噌がつくられている。柚子の里として知られる洛西の水尾の里の柚子と、京の白味噌を使った雅やかな風味の味噌で、田楽や豆腐などの他、おつまみやパンにもあう。曲物入れや、柚子の形をした陶器入などに入れて販売してる。
元禄3年(1690年)創業。雨傘、日傘はもちろん、番傘・蛇の目傘・美しい伝統的模様の絵日傘とさまざま。祭り用提燈などというものもあります。照明用の「アカリ」も取り扱っております。
京ゆばの店。文化元年(1804年)の創業以来、ゆば作りひと筋の姿が店構えや看板にそのまま刻まれている。敷地内に湧く井戸水を利用して作られている。ゆり根、きくらげ、ぎんなんを包んだ「東寺ゆば」は鍋物にうってつけ。このさりげない味覚は京料理の神髄。
でっちようかんの店。明治25年に新京極に店を出し、当時新京極に遊びに来た丁稚さんでも安くて買えたところからこの名がある。「昔のまま」のほか、栗や大納言、とうろく豆を入れたものなどがある。また、お菓子を作るさいに使う水は、遠く比良山系より京都盆地を百年かけて流れ、茶道のメッカで知られる小川界隈より脈々とつづく名水「伏流水」を使っている。おみやげ向の菓子を買うことができる。
蒔絵一筋に三百数十年もつづいた老舗。近代的なビルの中に陳列された漆器は、贅を凝らした巧緻な美しさで、奈良時代から伝わる漆工芸の歴史を物語っている。1・2階は展示室になっている。
「哲学の道」の周囲の緑と溶けあった和風建築。落ち着いた雰囲気の中でお抹茶と和菓子で一服すると、いかにも京都らしい気分にひたれる。創意あふれる菓子には「花雲水」など優美な名前がつけられている。
思文閣美術館はただいま休館中です。次回展覧会の予定は未定です
建物と遺品の展示。倒幕派に追われる身となった岩倉具視が文久2年(1863)から5年間にわたつて隠れ住んだ屋敷。平成25年1月〜5月(予定)閉館