全日本の観光地へ
標高約400mの谷間に発達した中国地方の代表的湿原。5月下旬から6月中旬にかけて、濃い紫色のカキツバタの花が見事に咲き揃います。
羽尾岬の断崖に形成された奥行き150mの海食洞。遊歩道からの降り道は、整備されているもののかなりの急勾配。洞内は暗く、奥深くまで侵入した海水は怪しく緑色を呈し、龍神の名にふさわしい雰囲気です。
黒島は、城原海岸から北東600mほど沖合にある岩礁で、一見黒ずんで見えるためこの名前がつきました。浦富海岸島めぐり遊覧船はこのあたりまでが周遊コースです。
先端近くの展望台では、羽尾岬から兵庫県居組港や、はるか日本海を見渡せ、地球が丸いのがよくわかります。
菜種島は浦富海岸の島々の中でも最大で、高さ60m、周囲400mの険しい崖となってそそり立っています。毎年4月中旬に崖の中腹に野生の菜の花が咲き誇ります。江戸時代に菜種を積んだ北前船がこの島の付近で座礁したことがあり、その後花が咲くようになったと伝えられています。菜種島を先端として、5個の島が連なっているのが「菜種五島」です。
羽尾岬は、山陰海岸学習館の北側に位置しています。岬の西側は冬季の厳しい季節風と荒波によって浸食された険しい海食崖が連続し、東側は対照的に優美に湾曲した砂浜が形成されています。
浦富海岸西部。美しい枝ぶりの松が茂る。
浦富海岸を代表する景勝地。菜種五島をはじめ、波で侵食された奇岩や大粒の白砂の浜が広がります。また、浜へは木造の階段が整備されており、手軽に浜へ降りることができます。
山陰の松島。変化に富んだ奇岩・岩礁の多い海岸。国指定名勝及天然記念物,海中公園。海上遊覧も可。
駟馳山は、日本海に面する山で、波で削られた平らな棚状の地形が発達しています。滝ヶ磯では、降雨後には水が滝のように流れ落ちる光景を見ることができます。