小野川温泉
山形県米沢市小野川町2501-1
米沢市街から8km、山あいの道路の両側に旅館が並び、道端れは白い湯気がたちこめている。小野小町が父を訪ねる道中でこの温泉を発見したと伝えられており、付近には小町に関する名所も多い。共同浴場尼湯は小町が開いたといわれ、この湯につかると美人になるとか。神経痛、切り傷、婦人病によい。自炊のできる宿も数軒ある。◎尼湯尼湯は小町開湯とされる共同浴場で、温泉街南寄りの薬師堂のある高台を背にして立つ。木造の浴室内は中央を板で仕切った簡素な造りで、石とコンクリートの土台に湯船が掘り抜かれている。源泉は75度と高温で、外側の源泉場で卵がゆでられたりしている。すぐ近くにもう一つの共同浴場滝の湯もある。