全日本の観光地へ
北前船の往来により、良い物資が真っ先に入ったという庄内地方。それだけにこのあたりの旧家の蔵からは、目を見張るようなお宝が出てくることもある。ご主人が好きな伊万里焼や庄内地方の庶民に愛されてきた土人形などが揃えられていて、どれも歴史の重みを感じられる質の良いものばかり。一見の価値あり。
三山参りをする修験者の最終目的地。修行者が仏の境地に入る聖域といわれ、三山の中で一番おごそかな場所。参拝者は皆、裸足になりお祓いを受けるのが決まり。神殿はなくご神体は茶褐色の巨岩。ただし撮影は禁止だ。思わず背筋がシャキッとする緊張ムード。駐車場からは参拝バス(片道100円)が出ている。
スギ林やブナの原生林が生い茂る自然の中で、夏はキャンプやテニス、冬はスキーと、アウトドアスポーツを楽しんで汗を流した後は、温泉施設「ホットハウスカムロ」に直行!浴槽からは自然の情景が見渡せる。隣にはドイツ風のホテル「シェーネスハイム金山」も。たっぷり遊んで、たっぷりリラックスしよう。
大浴場をはじめ、県内初の砂風呂や薬湯などがある温泉施設。2階に設けられたアクアプレイルームには、温泉プールや子供プール、ウォータースライダーまで揃う。砂風呂・プールの営業時間については要問い合わせ。アクアプレイルームと風呂のセット料金は大人1000円、子供500円。砂風呂は大人のみ。
会場は1996年に廃校になった金山小学校谷口分校の校舎。年に4回の農村体験授業のほか、大人も子供も楽しめる手作り体験教室がある。教室はすべて予約制で、内容はそば打ちや草木染、民芸品作りなどいろいろ。5月〜10月には旧銀山坑道跡の探検にも行ける。5名以上の予約営業が中心。詳細は問合せを。
兄頼朝から追われて奥州平泉に落ちのびる途中、源義経一行が立ち寄ったといわれるお堂で、芭蕉の紀行文「奥の細道」にも登場する。渡し船や最上峡を約1時間かけてめぐる義経丸で行ける。渡し船を利用するなら芭蕉も飲んだのでは?と言われるおいしい湧き水でいれたコーヒーをぜひ。12月〜3月は要予約。
将棋の駒生産量日本一の天童市。江戸時代に武士の内職として発展。ここでは手軽に遊べる駒から、プロ御用達の高価な駒まで製造。館内には古品コレクションの展示や自分で作る体験コーナーもある。駒書き体験1050円、こけし絵つけ1050円(要予約)が30分〜1時間でできる。自由に将棋を楽しむことも。
京都の切戸や奈良の安倍と並ぶ日本三文殊の一つ。受験シーズンには、文殊様に知恵を授かろうと全国から受験生が訪れてお参りする。参道沿いには芭蕉の句碑や十六羅漢が並ぶ。文殊堂の裏には清水が湧き出していて、参拝してから飲むと合格するという噂。毎年1月25日は伝統行事の「星まつり」が開かれる。
天保時代に開窯後、わずか10余年で姿を消した上の畑焼。長年にわたって幻の焼き物と言われてきたが1980年、陶芸家の伊藤瓢堂氏によって再興された。銀山陶石を使った染付磁器で、白地に深い藍色の模様が素敵な焼き物。陶芸・絵付教室でオリジナルの器が作れる。2階には作品展示販売室がある。
笹野一刀彫の実演コーナーでは、職人さんの技が目の前で見学できる。一本の木がすばやく鷹やニワトリに変わっていく技は感動もの。民芸品「お鷹ポッポ」を絵付けする体験もできる(要予約)。作った作品は心のこもったお土産に。時間がないひとは、販売コーナーで気に入った「お鷹ポッポ」を購入しよう。