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頭に手拭いをのせ、数え歌を唄いながら柄杓でポカポカ湯を叩き湯をかむる、という江戸時代から伝わる入浴法。
岩井温泉に伝わる独特の風習「湯かむり」の様子をユーモラスにシンボル化した「ゆかむりの塔」が奥山公園の展望台に建てられています。奥山公園は春には桜、秋には紅葉の名所となり、山沿いに遊歩道を散策すれば岩井温泉のゆったりとした旅情が心に染みてきます。
平安時代初期の創建とされ、霊験あらたかな御井神(みいのかみ)が祀られています。むかし、藤原冬久がこの地を訪れ、神子の教えに従って御井の神湯にひたるとたちまち病が癒えたといわれ、これが御湯神社の由来で、岩井温泉の守り神として尊崇されています。
宇治長者藤原冬久の建立とも伝えられる寺。境内の宝篋印塔は、かつて桐山城主の垣屋光成の長男恒総の供養塔といわれています。
岩美町の金峯山は、紀州熊野信仰を移した聖地で(800年頃)、史実としての金峯山は、紀州熊野神社系の修験道の神仏が、伯耆大山、三徳山、荒金の行者山に伝わり、峯伝いに鳥越の牛ヶ峰に至り、さらに牧谷に下って定着した終着地であると伝えられています。
温泉にゆかりの深いお寺です。平安初期に岩井温泉を開いたと伝わる藤原冬久が、温泉で難病を癒された恩に報いるため、自ら彫った薬師如来像を祀ったお寺といわれています。古来より因幡の霊場として近畿や兵庫から参詣客が訪れ、温泉とともに繁栄しました。
浦富海水浴場を見下ろすように荒砂神社が鎮座しています。白鳳時代の創建で、大物主を祀り、海の守り神とされています。江戸時代の小倉圓三郎による本殿彫刻は一見の価値あり。
南北朝から室町時代にかけて約120年の間、因幡国守護山名氏が居城した山城跡。但馬国に接した重要な地で、山は極めて峻高(標高347m)、頂上の一の平からは360度の大パノラマが楽しめます。
江戸時代末期、外国からの来襲に備えて造られた砲台跡で、約100mの土塁のみが残っている。芝生張りの公園となっており、東屋などでゆったりくつろげる。
白鳳期(約1300年前)の壮麗な寺院の三重塔の心柱を支える大礎石が残されています。直径3.6m、短径2.4m、高さ1mの巨岩に径77.5cm、深さ32.7cmの穴が穿たれています。日本最大級で、推定される塔の高さは31mにも及び、その形から通称「鬼の碗」とも呼ばれ、昭和6年には国の史跡に指定されています。