愛宕神社
愛宕山の山頂にある愛宕神社は、日本三大火防神社のひとつといわれており、創建が大同元年(806年)と伝えられている歴史ある神社です。愛宕山には昔、天狗たちが住んだという伝説があり、天狗にまつわる場所も多くあります。そのひとつに、通称百垣と呼ばれる長い階段の途中を少し入った所の岩の上には、天狗の修行の地と言われる石尊があります。その他、愛宕神社の裏にある階段をさらに登っていくと、そこには飯綱神社があります。創建は不詳ですが、江戸時代の「新編常陸国誌」という文献に出てきますので、江戸時代からの存在は確認できます。飯綱神社の裏には「十三天狗のほこら」と呼ばれる石のほこらがあります。これは、愛宕山に住んでいた十三天狗を祀ったものです。