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会津若松市の西方、只見川の流れに沿った静かな温泉で、日本三虚空藏尊のひとつである福満虚空藏尊(霊厳山圓藏寺)の門前町として発達した柳津町にある。只見川には、観月橋がかけられ、そのたもとには「魚渕」があって、何万尾ものウグイが群泳し、国の天然記念物となっている。また圓藏寺のすぐ近くには「奥之院弁天堂」という唐様の室町建築の美しい堂があり国の重要文化財に指定されている。
日本一の地熱発電所があるこの温泉は、只見川の支流である滝谷川沿いに開けた温泉郷で、8つもの源泉があり、それぞれの湯を一巡りすると万病も治ると「神の湯」とも言われている。各旅館とも日帰り温泉可。その他、日帰り温泉・食事も可能施設1件有。
観光
竹久夢二が柳津に魅せられて、一人で長く滞在した時の記念碑。
良寛和尚は柳津訪問の感動を漢詩に残しています。
人々の祈りがこの町の空気をやさしくしている会津きっての名刹・福満虚空藏菩薩圓藏寺は千二百年にもおよぶ歴史を誇り、今でも多くの参詣者を集めています。ここは茨城県那珂郡東海村の大満虚空藏菩薩、千葉県鴨川市天津の能満虚空藏菩薩と共に日本三虚空藏菩薩の一つに数えられています。縁起によれば、弘法大師が唐の高僧から霊木を授かり、帰国後にその木を三つに分かち海に投げいれたところ茨城、千葉、そしてここ柳津に流れついたといわれます。霊木漂着の知らせを聞いた大師は、さっそくその木で虚空藏尊菩薩を刻みあげました。それを受け会津の名僧・徳一大師が圓藏寺を開創したと伝えられています。また福満虚空藏菩薩を刻んだ木層がウグイになった話や、寺の難工事を手伝った赤牛の話など圓藏寺は数多くの伝説を秘めています。
奥乃院の境内には弁天堂があります。室町時代中期・応永年間(1,394〜1,428年)建立の禅宗様式を伝えるカヤ葺きの方三間の単層堂で国指定重要文化財となっています。柳津本町は只見川と銀山川の合流点にあり、昔から水難に遭うことがしばしあったため、弁財・福智・延寿・除災・得勝をつかさどる天である弁財天が祀られたものと考えられ、弁天堂の名称となっています。
博士山麓の滝の中では最大級の滝です。
公開:9:00〜16:00 休業:火 休業:冬
重要文化財の薬師堂及び多数の木造仏を有す。薬師三尊が国宝指定。要予約。
休業:12月31日〜1月2日
湯は皮膚病,神経痛によく効き,湯治に適。近くに有名な古川釣場がある。