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浄瑠璃寺や岩船寺を中心とした当尾は低い丘陵がゆるやかに起伏し、晩秋には名物の柿が色づく美しいところである。このあたりは中世、修行のため隠れ住んだ僧たちによって多くの寺院が建てられたが、寺が失われたのち石仏や石塔類が各所に残された。なかでも通称ミロクの辻にある弥勒磨崖仏や当尾最大の大門磨崖仏、わらいぼとけなど表情豊かな磨崖仏が多い。
大門・仏谷にある当尾最大の磨崖仏
重文の石塔婆(石造十三重塔)がある。
重文(国指定重要文化財)の石造五輪塔二基がある。
瑠璃不動とも呼ばれた、浄瑠璃時奥の院の鎌倉期の線彫り像は、中央で二つに割れていたんでいる。今は丸彫りの不動三尊がまつられている。
国道24号が木津川と交わる泉大橋から木津川沿いに笠置を抜け、三重県伊賀へと通じる街道で、現在の国道163号。沿道は古来歴史を彩った地で、恭仁京跡、わが国最初の貨幣「和銅開珎」が造られた銭司の跡などの史跡があり、南北朝の歴史の舞台ともなった。また恭仁京跡から山あいに足をのばせば古刹海住山寺にたどりつく。
営業時間:9:00〜16:30
定休日:休日12/31、1/1
京都と奈良を結ぶ旧奈良街道沿いの垣内集落で、戸数約300戸ほどの山城地域でもっとも大きい環濠集落である。山城国一揆の中心となった。日本の環濠集落の中でも、規模の大きいもののひとつ。堀の外は田畑、内側を高く築いて竹薮をめぐらし、内部は中央に狛氏の居館を配して各所に共同井戸を備えていた。この姿は現在もいくらか残っており、大和棟民家も散見される。