重文岩科学校
静岡県賀茂郡松崎町岩科北側442
2階建寄棟造りで、主屋正面中央には、唐破風造りの玄関、両端は平屋建入母屋造りの翼屋を突出させた桟瓦葺き建物。明治13年9月に完成した洋風の手すりのついたバルコニーや、装飾的なナマコ壁に洋風のアーチ窓などが付き、調和のとれた和洋折衷造りとなっている。階上客室の4周の欄干には名工と謳われた入江長八が描いた128羽の鶴が残る。床の間には太陽を表現した紅壁、脇床には緑を配して松を表現し、日の出を目指して飛翔する鶴の姿を一羽一羽丁寧に描いている(国の重要文化財)。