勝本浦
長崎県壱岐市勝本町勝本浦
対馬暖流に乗り様々な漁種が回遊する豊かな海。イカ釣り漁業がひしめく勝本港は活気にあふれている。漁は夜、漁火を煌々焚いて漁をする。沖合にきらめく灯りは勝本の夜の風物詩でもある。港に沿って家々が、ひしめくように建っていて、迷路のような路地に入り込むと、懐かしい暮らしぶりがあふれている。限られた敷地に集住するため,通庭型の町家風の造りである。浜と並行に走る道路から通庭を抜けて浜に出ることができる。反対側の住人は舟溜まり側の住居の通庭を共通的に利用している。朝には朝市がはじまり、昼前に終わると港町には夜の漁に備えひっそりとした昼下がりが訪れる。