壬生寺
栃木県下都賀郡壬生町大師町11-17
慈覚大師円仁誕生の地。幼名を壬生円仁といい、比叡山の伝教大師(最澄)に師事し、在唐中に書いた「入唐求法巡礼行記」は世界三大旅行記として有名。この大師誕生の折に産湯に用いたという井戸があり、古来から産婦がこの水をのめば安産まちがいなしとされた。庭の大イチョウは推定樹齢400〜500年といわれ、県指定天然記念物となっている。また、2月3日の節分祭には、町外からも多くの人が訪れ賑わう。4月中旬の例大祭の「火渡りの儀」では、修験山伏のほかに、参拝者などが火の中を渡り、七難を退け七福を祈願する。