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池水を用いないで、自然の風景を象徴する枯山水の様式による庭園である。江戸初期の作庭といわれ、滝組み・三尊石・石橋・中島などその配石に苦心のあとがみられ、多分に桃山式の手法がうかがわれる名園である。その形式から鶴亀の庭ともいわれている。また、遠く外景を取り入れた、借景の手法も注目に値する。
元宇和島藩主伊達家の庭園。七代藩主宗紀が、隠居所を造るため、文久2年(1862)から3年の歳月をかけて、慶応2年(1866)完成させた。園内には、伊達家の“竹に雀”にちなんで大名竹・豊後竹・真竹・孟宗竹など珍らしい十数種類の竹が、また、伊達家の姓である“藤原姓”にちなんで大紫藤・白藤・上り藤などがあるほか、ショウブの種類も多い。
高さ15mの花崗岩の大鳥居と各地の漁船が集まり,名物の闘牛も行われる夏祭りで有名。社殿は戦後再建。
わが国稀有の性的文化コレクションの宝庫。凸凹神堂ともいう。
標高80mの丘上に築かれた平山城で藤堂高虎の築城による。伊達氏2代宗利が大改修し現在の形となる。天守閣は国指定重要文化財。
水ケ浦の入江をいだく標高一九二メートルの山腹を走る道路に立つと、急な斜面には麓から頂上まで白い石垣がびっしり等間隔に刻みつけられ、くっきり鮮やかな縞目模様を描く南国宇和海を代表する情景である。
延々12kmにもおよぶ奥深い大自然に抱かれた大渓谷。四季の変化で移り変る渓谷美は見事。
足摺宇和海国立公園の一角で、渓谷美と野生ザルで知られる滑床渓谷一番の景勝地。高さ80mの滑らかな岩肌を清流がなめるように雪の輪のような水紋を残しながら流れ落ちる様は雄大にして華麗で、「日本の滝100選」に選ばれている。
鬼が城連山の麓にあり、切りたつ崖と樹林のおりなす景観が見事。
館内では、木地加工から装飾までの工程を実際に見学できる。展示即売あり。