見沼通船堀
埼玉県さいたま市緑区大字大間木
見沼通船堀は徳川吉宗の命を受けて、井沢弥惣兵衛が享保16年(1731年)に完成させた日本最古の閘門式運河である。これは見沼用水と芝川とに約3mの落差があるため、間に二カ所の閘門を設けて、船を上下させた。通船は毎年12月15日から翌年の2月15日まで見沼代用水縁辺の村々から米・麦・野菜等の産物を舟によって、江戸に運び、帰りには肥料・日用品などを積んで帰った。現在では巨大な木製閘門(枠)が復元されている。国指定史跡。さいたま市文化財保護課(048)829-1723