安の滝の、標高900m地点の飛瀑で天から落下する景観は壮大で、見る者を圧巻する。日本の滝100選の第2位で、新緑や紅葉の時期の眺めは素晴らしい。安の滝には、悲恋物語が伝えられている。(昔金山があり、多くの若者がやってきた。17歳の娘「ヤス」は、そこで働く若者たちのあこがれのまととなり、、見崎小町としてもてはやされていた。若者頭である「久太郎」を恋慕うようになり、山小屋への女の出入りはご法度とされる「金山のおきて」を知りながら、人の目を忍んで逢引をしてしまう。やがて、皆の知られるところとなり、騒ぎ立てられてしまい、ヤスは山をおり、久太郎も故郷に帰ることになる。来る日も来る日も久太郎を待ち続けていたヤスであるが、願いがかなうことはなく、絶望し、落差90mの滝壺に身を投げる。その身は、いつになっても水面には浮かびあがってこなかったという。)冬季間(11月中旬から5月下旬)は、安の滝に行くことができません。
秋田県北秋田市阿仁打当地区
規模:落差/90m
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