本経寺は1605(慶長10)年大村藩初代藩主大村喜(よし)前(あき)によって創建された大村家の菩提寺で、日蓮宗の寺院です。キリシタン時代に失われていた寺院の復興第1号として建立され、大村藩の禁教と仏教復興の重要な施設でした。現在でも本堂をはじめ江戸後期の建物が多く残ります。大村家墓所には、初代藩主喜(よし)前(あき)から11代藩主純(すみ)顕(あき)まで歴代藩主とその一族の墓があります。6mを超す巨大な墓が建ち並び、様々な様式の墓は見事な石造美術品です。キリシタン大名であった大村家が、禁教下で、キリスト教を棄て仏教信仰を幕府や領民に証明するために巨大な墓を建てたと考えられます。
長崎県大村市古町1丁目64
(1)大村駅から車で
(2)大村ICから車で
創建年代:江戸、1605年
備考:無料
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