上小路の坂を西に下った道のつき当たりが、江戸時代の大村藩家老針尾氏の屋敷跡です。玖島城築城の時、本小路に移り住み、慶長19年(1614年)より257年間、この地は針尾氏の屋敷でした。現在、屋敷の東側に残っている家屋は、家紋入りの鬼瓦を使った入母屋瓦葺きの立派な長屋で、若党や中間など家臣の住まいとして使われていたものです。慶応3年正月3日夜、当時家老であった針尾九左衛門が門外で刺客に不意討ちされて重傷を負いました。後に九左衛門は、姓を児玉と改め明治維新の勲功により従四位に叙せられました。
長崎県大村市玖島1丁目
(1)バスで(市役所前下車、徒歩2分)
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