城下町大洲東端の清流肱川随一の景勝地である臥龍の渕に臨み、神楽山を背景とした約3千坪(9,900平方m)の臥龍山荘である。肱川、冨士山等付近の眺望を利用した借景の庭で、神戸の植徳が10年を費して築庭したもので、庭中の「てまり石」は、大阪淀屋辰五郎の庭にあったもの、「石臼」は、兵庫六甲溪谷の銘酒灘の米つき水車に用いたもの、「げんだ石」は、上灘より導入するなど粋を凝らしたものが多い。山荘の自然の景勝は、四季に亘って、それぞれの風趣がある。
愛媛県大洲市大洲411-2
(1)伊予大洲駅から車で
築庭年代:文緑年間
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