綾羅木川を中心として広がる沖積層平野の北側丘陵には多くの遺跡が残っています。有富古墳は、この丘陵地の北東に接する山のすそに位置し、明治32年(1899)の調査の際、有富古墳群として5基の円形墳が発見されましたが、現在では2基を残して他は消滅しています。直径12mの円墳で横穴石室をもち、玄室は胴張りがほとんどなく、石材は小さいものを使用しています。下関市内でも、最も形の整った円墳です。
山口県下関市大字有富427専徳寺境内
(1)JR新下関駅からバスで
「有富」バス停から徒歩で
種別:市指定史跡
時代:6世紀後半
-
-