宇部市渡辺翁記念会館は、宇部市発展の基礎を築いた渡辺祐策翁(1864―1934)の遺徳を記念して、昭和12年に建てられました。宇部村に生まれた渡辺祐策翁は、苦労を重ねて炭鉱経営に成功したのち、セメント工業や石炭化学事業を次々と起こしました。会館の設計は、昭和を代表する建築家村野藤吾(1891―1984)で、彼の戦前における集大成作品といえ、国内外に広く知られた建造物です。デザインのすばらしさだけでなく、ホールの音響効果の優秀性でも全国的に知られています。
山口県宇部市朝日町8-1
(1)JR宇部新川駅から徒歩で
種別:国指定重要文化財
時代:昭和時代
建築年:昭和12年(1937年)
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