エヒメアヤメは、アヤメ科の多年生草本で、朝鮮半島、中国東北部など寒い地方に多い北方系の植物です。大陸と海を隔てた本州西部、四国、九州に点々と自生しており、自生の南限地帯となっています。防府市西浦(佐波川河口の田島山南西端の1カ所)は、その南限地帯の一つ。エヒメアヤメは、氷河期に日本列島がアジア大陸と陸続きだったことを示す植物学的な証拠として貴重であり、大陸系遺存植物のひとつです。
山口県防府市大字西浦
(1)JR防府駅からバスで(「中浦」下車)
中浦から徒歩で
時期、4月上旬〜中旬
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