番所とは、江戸時代に、萩藩が国境または海陸の要衝に設けた見張り所で、地域の警備や港湾で扱う積荷の検閲など行う役人の詰め所です。鬼瓦には萩毛利家家紋がついています。この上関番所は、はじめ長島の四代(しだい)に1632年(寛永9)に設置されていたものを、利便性や朝鮮通信使の寄港などを考慮して、1771年(正徳1)に御茶屋などのある上関に移築したものです。平成8年に移築復元され、建築当初の姿によみがえりました。
山口県熊毛郡上関町大字長島
(1)柳井駅からバスで
時代:江戸時代
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