ツルの墓の由来は、明治28年(1895年)にさかのぼります。春、シベリヤに向けて旅立ったツルの群れの中に、銃弾で傷つき、二羽のツルが峠に落ちてしまいました。これを見た村人の一人が自宅に連れ帰り、50日余りにわたって看病を続けたが、ついに死んでしまい、悲しんだ村人は僧侶を迎えて手厚く供養し、自宅の裏山に自ら墓碑を刻んで墓を建てたといわれています。この「鶴の墓」はその後、現在地の古本神社境内に移されました。毎年12月には、その墓前でこの地で死んだツルの慰霊祭が行われています。
山口県周南市八代
(1)高水駅から車で
(2)山陽自動車道熊毛ICから車で
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