選定地区は、萩城城下町の北東端、松本川の河口に位置した在方支配の港町で、本町筋の町並みは「吹上(ふきあげ)」と呼ばれる尾根筋から海に向かって、湾曲しつつ緩やかに下る道筋を中心とした約10.3haです。江戸期から明治・大正・昭和前期にかけて建てられた町屋が100棟以上現存し、真壁造平入りを基本形式としながら、多様性に富む意匠が展開する点が特色をなし、これらと一体となる工作物・環境物件も数多く残されています。道筋もそのまま残され、地割も大きな変化が見られず、歴史的風致を色濃く伝えつつ町並みは現在に至っています。
山口県萩市大字浜崎ほか
(1)萩バスセンターからバスで(まぁーるバス西回り「晋作くん」)
御船倉入口バス停から徒歩で
(2)中国自動車道美祢東JCTから車で
小郡萩道路絵堂ICから車で(JCTと直結する小郡萩道路利用で萩市街地へ)
時代:江戸時代
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