黒江は漆器業を唯一の産業として、古くから発展してきた漆器の町である。その歴史は室町時代にまでさかのぼり、江戸時代に入って「紀州漆器」「黒江塗」と呼ばれ、全国的に有名になった。戦後の産業の近代化傾向は徐々に職住一体の形成から分離の方向を引き起こし、黒江の町並みも川端通りを中心とする街区から周辺に拡散するようになった。
和歌山県海南市黒江地区
(1)JR黒江駅から徒歩で
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