京都と奈良を結ぶ旧奈良街道沿いの垣内集落で、戸数約300戸ほどの山城地域でもっとも大きい環濠集落である。山城国一揆の中心となった。日本の環濠集落の中でも、規模の大きいもののひとつ。堀の外は田畑、内側を高く築いて竹薮をめぐらし、内部は中央に狛氏の居館を配して各所に共同井戸を備えていた。この姿は現在もいくらか残っており、大和棟民家も散見される。
京都府木津川市山城町上狛
(1)JR奈良線上狛駅から徒歩で
規模:東西330m、南北360m
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