能登富士といわれる標高341mの高爪山の山頂に奥殿が、ふもとの台地に本殿が建っている。日本武尊を主神として祀り、7世紀末持統天皇の祈願所となった。利家は修験僧の大福寺北之坊に深く帰依し、自筆の書状を認めて、上洛の際の道中安全や二男利政の病気平癒などの祈祷を依頼した。上杉謙信軍によって旧記、寺宝など一切を焼失し荒廃していたが、1585年(天正13年)利家が社殿を再興し、ついで利常が社領を寄進するなど代々の藩主の崇敬を得てきた。現在、地元坊に宛てた利家自筆の文書が所蔵されている。
石川県羽咋郡志賀町大福寺
(1)のと里山海道西山ICから車で
創建年代:703年
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