昭和54年10月16日,紀和町湯ノ口字峰(元石原産業紀州鉱山の坑中)から湧出した温泉である。紀州鉱山は銅鉱石を採掘していたが,53年5月に閉山した。その後,国の方針で日本鉱業事業団が新しい鉱候を探すべくボーリング中,1,300mの地中で温泉脈に当り,温度46.2度,1分間に230リットルの温泉の湧出となった。◎湯ノ口温泉センター町営の入浴施設なので町内の人々も毎日入りに来るほどの人気で,男女別の内湯に各々大きな石で囲った露天風呂が付いていて,夜など対岸の山の端を渡る月を眺めながらの風流な入浴を堪能することができる。この2組の風呂の他,ポリバスながら個人風呂がひとつあって,身体の不自由な人など希望者に開放されているのも公営ならでは。
三重県熊野市湯ノ口10番地
(1)熊野市駅から車で
宿泊施設軒数:1
宿泊施設総定員:53
利用者数(年間):10万人
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