松阪駅の西約1km,四五百森と呼ばれる高台にある。1588(天正16年)年蒲生氏郷が築城したもので、当時は3層の天守閣をもち、堀の総延長は2kmに及ぶという堅固な城だった。氏郷が会津に転封された後は,服部一忠,古田重勝,古田重治が城主となり、その後は紀州藩の代官役所が置かれた。現在は、苔むした石垣が往時を物語るだけだが、一帯は松阪公園として整備され,サクラ・フジ・ツツジの名所ともなっている。また、城跡には市立歴史民俗資料館をはじめ、本居宣長旧宅,本居宣長記念館などがある。◎蒲生氏郷(1556年-95年)近江日野城主蒲生氏の出身。織田信長に仕え、功により伊勢松ケ島12万石。松坂城を築き,城下町を営む。のち会津転封。(平成23年2月7日国指定史跡)
三重県松阪市殿町
時代:桃山
備考:無料
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