修禅寺に対面した鹿山の麓にある。修善寺温泉で暗殺された悲劇の将軍頼家を弔うために母政子が建立したもの。堂の左右には、いかにも狭そうに、高さ約1.8m、二体一対の木造仁王立像が口を開いた阿形と閉じた吽形で立っている。中央には、禅宗式という珍しい形の木造釈迦如来坐像がある。スギの寄木造りで、高さ2m、ひざ張り1.69m、鎌倉時代の作で、県文化財に指定されている。なお、仁王立像は藤原時代の作で、釈迦如来坐像に匹敵する貴重な文化財。この3体は、昭和57年(1982)7月から約2年をかけて、修復作業が行われた。
静岡県伊豆市修善寺(温泉場)
(1)修善寺温泉駅から徒歩で
建築年代1:鎌倉
備考:無料
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