円通寺四十世良範上人が文化6年(1809)入山、再興したもので、中世より江戸時代まで文化の中心を成した大沢文庫の面影を伝える建物である。上下層とも三間四面で下層正面および両側に桟唐戸を設け左右に花頭窓を開けている。上層は正面一間に板唐戸を設け、左右に丸窓を配しているので、正面の柱間装置が変化に富んでいる。上層は二重扇垂木で露盤上に宝珠を設けている。学僧の育成を目的とした学問所・大沢文庫があった。表門が重要文化財。裏山に入定塚古墳がある。
栃木県芳賀郡益子町大沢1770
(1)益子駅からバスで
徒歩で
創建年代:1396
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