水戸徳川氏の居城。常陸の大掾平国香の子孫資幹が居館を建てたのが始まり。天正18年(1590)、江戸通房のいた水戸城を佐竹義宣が攻略、改修の手を入れた。関ケ原の戦後、家康の子頼房が入って水戸藩を立てた。現在は旧本丸跡の県立水戸一高敷地内に移築復元された城門と、枡形の石垣が残るばかりで、城跡には県庁や学校などが立ち並んでいる。◎佐竹義宣(1570-1633)佐竹氏二〇代当主。秀吉により領国が安堵され水戸城に移る。関ケ原では西軍に加わったため出羽に移封。秋田藩の基礎を築く。◎徳川頼房(1603-61)伏見城に生れる。家康十一男。水戸徳川家の祖。定府制を確立、水戸城及び城下町の建設など藩の基礎を築く。◎徳川光圀(1628-1700)水戸城下生れ、水戸二代藩主。多くの事蹟の中でも『大日本史』の編纂はのちの歴史にも影響が大きい。名君の誉れ高く、その言動が『水戸黄門漫遊記』を生む。◎徳川斉昭(1800-60)水戸第九代藩主。天保の藩政改革を推進。幕政においては尊攘派の筆頭となり、井伊直弼と対立。
茨城県水戸市三の丸
(1)水戸駅から徒歩で
時代:鎌倉1062(慶長7年)
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