国指定重要文化財建造物に指定されている本殿は、朱塗りの三間社流れ造り・銅板葺で、小規模で簡素である。この本殿が寛永(かんえい)十五年(一六三八)の大火後の再建なのか、あるいはそれ以前の建築なのかははっきりしないが、建物の一部に古式造りがあるので、室町時代末期説もある。廚子(ずし)は神輿(みこし)形をした木造で、中に安置されている御神体は、大山咋命(おおやまくいのかみ)を僧形にあらわしたものだと伝えられている。
埼玉県川越市小仙波町1-4
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創建年代:江戸初期
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