旧内木幡村名主紺野邸の長屋門で通称「竹中の長屋門」といわれ、東西の石垣の白壁の長屋中心部分は総欅(ケヤキ)造りです。門は瓦葺き(旧態は萱葺)平屋建てで、中央に総ケヤキ材の角柱4本をもって取り付けています。扉はケヤキ材で要所に鉄板を鋲留としていましたが近時取り外されました。門左右に2個の木製吐水が非常用につり下げられているのも貴重です。右側にくぐり戸があり、門上は物置です。門の右袖(北側)は下人(門番)小屋で、今は農機具等が収容され、左袖(南側)は馬小屋で4間に間仕切りがあり現在物置になっていますが、常時3頭の騎馬を飼育していました。長屋門の建物を示す記録はありませんが、江戸中期頃のものと思われます。(注意)見学には許可が必要です。
福島県二本松市木幡字竹中12(紺野氏宅地内)
(1)二本松ICから車で
建築年代1:江戸中期
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