標高409.2mの出羽丘陵中にそびえる峰で、三種町、能代市にまたがっています。山頂からは東方に森吉山と奥羽山脈、西方には大潟村の広大な水田や男鹿半島、日本海を一望できます。房住山には樹齢二百年を越す天然秋田杉が茂っており、周辺には広葉樹等の原生林が広がり、野生の鳥獣、高山植物等も豊富です。房住山は、修験者の道場地として栄えたところでもあり、多くの伝説に彩られています。峰一円には当時をしのばせる三十三観音像が点在しており、その穏やかで優しい顔は登山者に安らぎを与えてくれます。昔の寺房を復元し、新たに建立された房住神社は、登山の安全祈願など多くの人が訪れます。毎年春と秋には房住山登山が行われ、初心者でも容易に登山でき深山の雰囲気を気軽に味わえることから、たくさんの登山者でにぎわいます。房住山周辺には、三種川の源流にあたる扇滝や散策路、休憩施設のぼうじゅ館、パターゴルフ場、コテージ村などがあります。
秋田県山本郡三種町上岩川地内
(1)鹿渡駅から車で
標高:409.2
-
-