全日本の観光地へ
土佐藩出身のジョン万次郎がアメリカから幕末鎖国の日本に帰国するときに最初に上陸したのがここ大度浜海岸。干潮時には巨大なサンゴ礁が現われ、ダイビングやシュノーケリングでも人気の場所だ。またウミガメの産卵地でも有名。産卵期は3月〜8月末で、年2回夏休みには観察員の指示に従い見学も可能だ。
本島西海岸、国定自然公園特別地域。タイガービーチと砂浜続きなのがこの冨着ビーチ。200m以上ある砂浜に、はまひるがおが群生してとてもきれい。泳ぎ疲れたら茶屋の木陰で水分補給を。回復したらもうひと泳ぎ。何だか自分の家の庭みたいな感じがしてくる。隣のビーチの施設は有料なので注意しよう。
1984年より店を構えている、座間味港に最も近い店。オーナーおすすめのお土産は、10数種類のカラフルな色を取り揃えた『ざまみTシャツ』、座間味産『もずく塩漬』、手作りの『佃煮』だ。また、新鮮な魚介類が入れば刺身としてさばいてくれて、その場でも頂けるのでオリオンビールなどと一緒にいかが?
舗装された道をずっと北に行くと、大きく広けた場所がある。そこがチシ展望台の駐車場。その上には屋根つき休憩所があり、緑と海の景色が見事にマッチした風景と出会える。遠くに見える波、すぐ近くの緑の山、手を伸ばしても決して届くことはないだろう大きな青空。そんな自然の偉大さが実感できる場所。
青少年旅行村を越えたあたりにある隠れ家的展望台が「阿波連展望台」だ。こじんまりとしているが、10人がゆったり座れるベンチがあり、海にむき出しの造りとなっており涼し気な風が吹き抜ける。階段を上がった2階の展望台から素晴らしい眺望が楽しめ、慶良間海峡に沈む夕陽が1日の疲れを癒してくれる。
渡嘉敷島の北東にひっそりとたたずむ荘厳な場所。沖縄戦で犠牲となった島民や日本兵ら約550人の犠牲者をまつる慰霊塔。島の悲しき歴史、島民たちが集団自決を行った3月28日は慰霊祭も行われる。渡嘉敷集落の外れなので、塔周辺では木々のざわめきしか聴こえない。渡嘉敷島に来たならまずはお祈りを。
渡嘉敷でしか買えないダイビングTシャツを作って約20年。ダイビングフラッグのロゴが入ったTシャツは地元の人はもちろん、観光客にも大人気なのだそう。サイズは子供から大人まであり、色も赤、黄、白、青と様々。それら以外にオーダーもできる。また、他のオリジナルTシャツや小物、雑貨なども揃う。
島の生活史や昔の生活文化をじっくり鑑賞できる重要な場所。天然記念物の写真が並んでいたり、日本では貴重なザトウクジラの骨格標本も展示している。ザトウクジラが方向感覚を失い、海岸に打ち上げされたものがこの標本になったそうだ。船を降りたらまずはここを見学して、ダイビングなどを楽しもう。
慶留間島との橋が1988年に開通して以来、ますます便利になった外地島。ここは空港しかないと思われがちだが、島民がこぞって自慢する星を眺めるビュースポット。島の入り口の橋のたもとでは、川遊びをする少年を見かけたり、滑走路はフェンスで仕切られているが、間近で見る飛行機の離着陸にも感激。
道路から階段を上がること10分、ようやく目の前にロッジ風の展望台が現れる。阿嘉島では一番の高台に位置し、隣近所の座間味島や渡嘉敷島を眼下に望む、雄大な景観が楽しめる。周囲を緑に囲まれているので、運がよければケラマジカに出会えるかも。無料の望遠鏡で、海と緑を満腹に味わえる場所なのだ。