全日本の観光地へ
山岳信仰のメッカ、出羽三山への道として知られる六十里越街道は、かつて全国から訪れる行者たちで賑わっていた。その街道は、現在「月山花笠ライン」(国道112号線の月山沢〜田麦俣間)として趣を変え、全国からドライバーが訪れている。とりわけ新緑・紅葉が美しく、日本の道百選にも選ばれたルートだ。
山形県側白布温泉から福島県側桧原湖まで17・8kmの山岳観光ライン。蔵王エコーライン、吾妻スカイラインと共に南奥羽3ラインを形づくっている。紅葉の美しさは東北無比だ。赤滝、黒滝が一望できる双竜峡、西吾妻を眺望する錦平、会津磐梯山や桧原湖をみる白布峠でひと息を。舘山公園は桜の公園でもある。
営業:13時〜20時(7月中旬〜8月中旬9時〜21時) その他:年中無休
浴場は男女に分かれていて、どちらの湯船にも皮膚病や切り傷、火傷に効果的な朱褐色のお湯を引いている。浸かった瞬間はサラサラと肌をなでる湯ざわりが、次第にトロトロと肌を包むベールのように変わり、じっくりと浸かれば体の芯までポカポカにしてくれる。海水浴場が目の前なのでシーズンには行列も。
営業:土日祝9時30分〜17時※平日要問合せ 休業:不定
朝日山麓にある日本初の蜜ろうそくの工房。蜜ろうはミツバチの巣100%が原料で、深みのある赤い炎とほのかな甘香が魅力だ。キャンドル作りとミツバチの生態観察は予約制なので気をつけて。キャンドルは粘土細工の要領で手軽にでき、ミツバチの生態も学べ、もちろん手作りキャンドルも購入できるスポット。
営業:10時30分〜14時、17時30分〜23時30分(LO22時30分) 定休日:火 休業:定休日が祝日の場合は営業
花屋さんが併設されているから、季節の花がたっぷり。レストランウエディングでも人気のお店。山形はもちろん大分、敦賀、三陸、北海道など全国から旬の素材を産地直送。約60種のアラカルトメニューは毎日変わる。ワインにピザ、パスタもあれば、刺身に地酒もOK。コース(3000円〜)は予約して行こう。
その他:年中無休
銅山川の上流、温泉街より2km離れた山間に湯煙を上げる。周囲を樹木が覆い、まさに大自然のお風呂といった造り。炭酸ガスを含む温泉で、浸かると身体が浮いた感じを受けるために、石を抱いて入ったことが始まりだという。湯温が39・5度と少し低めで、天日で温めた石を抱いて入ったことも由来の一つ。
営業:8時〜20時(清掃8時30分〜9時30分) 休業:不定
飯豊連峰に囲まれ、恵まれた自然環境をもつ白川湖周辺の憩いの場。四季折々の自然の風景を眺めながらの眺望入浴は申し分なし。アルカリ系単純冷鉱泉は、神経痛、冷え性、疲労回復、健康増進などに効果あり。他に、パークゴルフ場やテニスコート、オートキャンプ場などがあり、温泉のみならず楽しめる。
営業:8時〜23時(番台さんは18時迄、それ以降は要問合せ) その他:年中無休
温泉街のほぼ中央にある共同浴場で、肘折温泉を開くこととなった由緒ある源泉を引く。温泉街のほとんどが温まり湯なのに対して、ここのみ「冷え湯」を引き湯している。火照り分を取るという独特の泉質は、手術後や創傷、のぼせ、あせもにも効果がある。地元の人とふれあいながら入り、会話も楽しみたい。
営業:9時〜18時 定休日:日祝日 休業:定休日は予約により営業
サンドブラスト、ステンドグラス、トンボ球作りの体験ができる。ステンドグラスは『フォトスタンド』、『ミラースタンド』(各3000円)『動物のオブジェ』(2500円)が作れ希望の色ガラスも準備してくれる。『10オングラス』(6090円)、『フリーグラス』(840円)など工房作品の展示販売も。
営業:10時〜15時(受付は14時迄) その他:年中無休
最上川芭蕉ライン舟下りの終点から200mの所にある。明治4年開湯の草薙温泉を源泉とする一軒宿で、歌人若山牧水が泊まった部屋もあり歌を残している。見晴らし大浴場からは最上川に流れ落ちる白糸の滝を眺めることができる。湯はリウマチや皮膚病に効果があるといわれ、湯上り後の肌はすべすべだ。