全日本の観光地へ
正岡子規が奥羽行脚の旅に出たのは、明治26年7月、27才のとき。山形県に第一歩を印したのは東根市で、関山峠における数多い俳句の中から、「雲にぬれて関山越せば袖涼し」を東根温泉開湯50周年記念行事の一端として、昭和35年8月6日竣工した。
湧水池「地蔵沼」が小見川の水源。イバラトミヨ特殊型の生息地。山形空港に隣接する羽入地区は、湧水地帯。戦前には地面を10cmも掘れば、水が湧きでてくるほどで、各家庭では「どんこ水」といわれる井戸を掘り、生活用水として利用していた。「どんこ」とは、井戸掘り業者の掛け声「どっこいしょ」からきた言葉とも井戸掘りの方法の一つである「独鈷井(どんこせい)」からきた言葉ともいわれる。日本名水百選。
「東根城址の郷」として整備された公園。県内2番目の古鐘(普光寺の鐘)、大ケヤキ、大イチョウを見ながら、水と緑があふれる公園を散策してみませんか。
公園の真ん中に沼があり、釣りをすることができる。沼の岸辺には、約150本の桜が植栽されており、訪れる人の目を楽しませてくれる。展望台があり、村山盆地北部を一望できる。子供用の遊具や西洋庭園・日本庭園もある。
大滝は高さ15m、幅20mで乱川に落下する滝。この滝を中心に周囲は渓谷公園となっている。カツラの古木があり、紅葉狩り、釣り等が楽しめる。
東根城主里見家代々の菩提寺。
出羽按察使将軍修理大夫源朝臣満家(山形城主最上満家)の墓碑がある。
木花咲耶姫と地蔵尊が同所同在・安産子育てに霊験ある二神仏として知られている。
境内に俳人壷中の辞世の句碑がある。
鎌倉鶴岡八幡宮の神璽を移したと伝えられ,当時の神輿(山形県指定文化財)が残る。南北朝時代に建立されたといわれ、東根一円の総鎮守として厚い信仰を集めてきた。「風祭り」の日には、約160年受け継がれてきた太々神楽が豊作を祈って奉納される。