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正面5間、側面4間、二重、入母屋造、本瓦葺。1646(正保3)年に建てられ、はじめは一重であったがのちに和風の手法を取り入れた上層を追加。黄檗天井と称するアーチ型天井や(軒回りの)逆擬宝珠をつけた吊束風の持ち送りなど珍しい手法が随所にみられる。
オランダ人だけが出島で通商を許されたのは、彼らがカトリックではなく、新教徒だったからである。1859年(安政6)から新教も本格的な活動を始め、出島に教会と神学校が造られたのは1876年(明治9)である。現在は、出島史料館本館として開館されている。
1893年(明治26),清朝政府と在日華僑は,大浦に廟を建てて孔子を祀った。その後,修理したり孔子の弟子72賢人像や中国歴代博物館を加える。本廟は華南と華北をあわせた建築様式。
現存する日本最古の天主堂。信徒発見の舞台である。マリア像は祭壇の右手に立ち、ステンドグラスの光が神々しい。
中島川にかかる日本最古のアーチ型石橋。興福寺2代目住職黙子如定の作。川面に映った姿からその名がある。
木造2階建て。1896(明治29)年に建てられた。船が三菱造船所のドックに入っている間の,乗員たちの宿舎だった建物。グラバー園の最上部にあり,ベランダから港の風景が楽しめる。
英語句スコットランド人貿易商のトーマス・グラバーの旧邸。1863(文久3)年に完成したコロニアル・スタイル(バンガロー式)のしょう洒な平屋建ての洋館。上から見ると四葉のクローバーの葉形をしている。応接室、寝室・事務室などがある。また内部には、グラバーゆかりのステッキや釣り道具などが展示されている。
イギリス人ロバート・ネール・ウォーカーが、息子とともに明治10年代から約70年間住んでいた家。ウォーカーは、日本郵船高千穂丸の船長を務めた後、1898(明治31)年に、R・N・ウォーカー商会を設立。日本で最初の本格的清涼飲料水を作る。
1,000万ドルの夜景といわれる長崎市街の好展望地。山頂付近は自然公園で,ツツジが美しい。
市内中央を流れる中島川に架けられた日本最古のアーチ型石橋,眼鏡橋は,川面に映る双円のアーチの影の形から,この名で呼ばれている。中島川には眼鏡橋を含め11の橋が架かる。川畔の中島川公園一帯は,古い長崎の面影を残しており格好の散策路。