那須神社
栃木県大田原市南金丸1628
那須氏の氏神で杉木立の奥に本殿がある。宝物館あり。楼門は銅板平葺仕上げとし、色調は弁柄を主とし、青・白・黄・墨に塗分けられ、上層通し肘木には鉄線花、下層には葡萄を描き、上層台斗間琵琶板には丸に沢潟、下層には丸に三引の大関・那須両家の家紋が描かれている。特に雲竜については、下図より人間国宝樫山南風先生の監修により、那波多目煌星、功一画伯親子の揮毫によりなる。この楼門は桃山時代の影響をうけた江戸時代初期建造のものであるが、今回の修理(昭和55年3月)により創建当時の豪壮華麗な県指定文化財。