全日本の観光地へ
標高400mに位置する八百萬神之御殿の境内には、ソメイヨシノをはじめ、8000本にもおよぶ桜が咲き誇ります。山肌を濃紅色に染めていく美しさは人々を魅了し、毎年多くの人が訪れます。
地面をたたきつけるように踏むと「ドンドン」という太鼓をたたくような音がする太鼓坂。降り積もった火山灰と粘土層の間に水の通るすき間(空洞)があり、振動によって音がします。
犬を連れてこの地の山に分け入った弘法大師が猪と遭遇したところ、その犬が弘法大師を猪から守りました。しかし犬は誤って滝壺に落ちてしまい、犬の死を憐れんだ弘法大師が犬の墓を立てこの地を犬墓と名づけたと言われています。墓は享保の頃、犬墓村庄屋松永傳太夫が造ったとされています。
阿波市の北西部にある天下の奇勝「阿波の土柱」は、世界的にも希少な特殊地形です。130万年前の氷河時代に堆積した扇状地がその後隆起し、雨水の浸食作用を受けて形状された雄大な自然の芸術品といえます。国の天然記念物。
吉野川を横断する柿原堰は、板名用水に水を導くため、明治40年に仮堰として完成し、現在に至っています。堰の下流は、太公望たちが訪れる絶好の鮎釣りポイント。解禁日ともなると県内外からどっと釣り人が押しかけ、川が釣り竿に覆われます。
梅とほたるの村・美郷で生産される新鮮で安心な四季折々の農産物の販売をしています。季節にあわせて様々なイベントを開催しており、おいしい手打ちそばの軽食などがあります。
美郷の梅は、国営パイロッット事業によって造成された梅園を中心として、ほぼ全域において栽培されています。早春に咲き乱れる梅花はみごとで、花の香りがただよいます。
高越寺から屋根伝いに南へ3kmほど行ったところに約1200株の見事なオンツツジが大群生し「船窪のオンツツジ群落」として国の天然記念物に指定されています。5月中旬から下旬が見頃。
吉野川市美郷全体がほたる及びその生息地として、1970年に国の天然記念物に指定されました。5月下旬から6月上旬にかけて、主に源氏ほたるが「四国三郎」吉野川にそそぐ川田川周辺に乱舞する光景は見事です。
空まで続く石積みの圧倒的な景観。見上げると山肌に横一線に引かれた石垣が、山頂まで段々に連なっており、まるで古代遺跡が空へ続く巨大な石の階段です。にほんの里100選にも選ばれたこの石垣群をライトアップするイベントが毎年12月下旬に行われます。また、4月上旬から下旬には、濃淡のピンクに白、紫がかった桃色など、シバザクラのレースで飾られ「石積シバザクラ花見ウォーク」も実施されます。