全日本の観光地へ
国木田独歩は、20歳前後の多感な時期を柳井で過しました。この頃の出来事や思い出をもとに、『少年の悲哀』『置土産』などの作品に著されています。この旧宅は、独歩一家が、明治26年頃に住んでいた家を移築し、保存したものです。独歩が愛用した「月琴」や、国木田独歩の胸像等が展示されています。
江戸中期に建てられた商家で、白壁の町並みのほぼ中央にあります。全体を土蔵造りとし、一本引き土戸を建てるなど、火災に対する細かい配慮がなされています。豪商の家造りの典型といえます。
柳井市古市・金屋地区には、妻入型式で本瓦葺、入母屋型の屋根をもつ江戸時代の商家の家並みが続きます。藩政時代には岩国藩のお納戸と呼ばれ、賑わった町筋です。夏の金魚ちょうちん祭りの頃には、かわいらしい金魚ちょうちんが飾られます。
柳井市余田の赤子山(標高230m)の北、標高50mの傾斜地にある梅の老木で、室町時代のものと伝えられています。野生の梅で、四方に伸びた幹が地について、十数本の独立の株となり、全体として梅林のように広がっています。毎年早春に見事な一重小輪の白い花を咲かせます。昭和8年に国の天然記念物に指定されています。
柳井市大畠地区と屋代島の間の大畠瀬戸は、日本三大潮流の一つ。最狭部約700m、最大潮流約9ノット、水深約20mで、その渦潮は万葉集にも詠われており、全長1020mの大島大橋の橋上からは渦潮を眼下に望むことができます。
周防富士とも称せられ、美しい山容の柳井市最高峰です。岩国市周東町との境界にあり、山頂からは四国、九州がみわたせます。
琴石山は、新聞社等が主催した「山口の自然100選」にトップで選ばれました。頂上からの瀬戸内海の眺めは最高で、晴れた日には四国や九州まで見渡すことができます。ハイキングコースとして人気です。ヤマザクラは、中腹に植生している2本の県内有数の巨樹で、4月上旬頃に満開になります。
海産物専門店・団体食事処ちりめん、いりこ、仙崎蒲鉾など、日本海の海産物を中心とした豊富な品ぞろえの海産物直売店です。おすすめは、北長門オリジナル商品の「おさかなせんべい」。海産物のほかに、長門市仙崎出身の童謡詩人、金子みすゞグッズもあります。団体専用レストラン「花津浦」は、400名収容。(要予約)
「海上アルプス」青海島の岩間を縫い、洞窟をくぐり抜ける海上クルージング。間近に見る断崖絶壁、石柱は圧倒的な迫力です。
北長門海岸国定公園の中心に位置する青海島は、またの名を「海上アルプス」とも呼ばれ、大自然が削り上げた洞門や石柱などの岩の芸術作品が多く見られます。遊覧船で、そのすばらしさをたっぷりとご覧いただけます。<br>