全日本の観光地へ
黒部川扇状地湧水群は「全国名水100選」に選ばれた清水の里。中でも生地(いくじ)地区は、家と家の間や細い小路など、至る所で湧き水を見ることができる。地域の人たちの共同の洗い場として、野菜を洗ったり、冷やしたりする姿が見られるほか、日本酒やしょうゆの仕込み水としても利用されている。
運転教育センターに隣接する交通安全博物館は、交通安全の知識について再認識できる施設だ。乗用車バーチャルシミュレーションは、本当に車を運転しているような操作と動きでドライブテクニックや安全意識が評価される。横断シミュレーションは、無理に横断すると車にはねられ画面に救急車が駆けつける。
「魚津歴史民俗博物館」は、石器時代からの歴史資料の保存と活用を目的に設立された。江戸時代からの民俗資料を展示する「歴史民俗資料館」を中心に、旧石器時代から弥生時代にかけての人々の生活や出土品を紹介する「吉田記念郷土館」、江戸時代の民家を移築した「旧沢崎家住宅」の3館で構成されている。
古くは延喜式に宿駅があったと記され、8世紀にはすでに交通の要衝として知られた、水橋地区の民俗史料を展示する水橋郷土史料館。1階は江戸時代から売薬で栄えた、町の様子を知ることができる売薬資料展示室、2階は米騒動や北前船の史料、郷土出身の横綱・梅ヶ谷など有名人が紹介されている史料館だ。
富山市民俗民芸村の中にある工房で、伝統工芸である土人形の絵付け体験ができるところ。干支や招き猫などの中から好きなものを選び、初心者にも扱いやすいアクリルカラーで絵付けをするのが特徴。スタッフがていねいに指導してくれ、失敗しても白色を塗れば塗り直しできるので、ぜひチャレンジしてほしい。
セレネ美術館は「黒部峡谷の大自然を、絵画芸術を通して未来に伝える」ということを基本理念としており、この趣旨に賛同した平山郁夫、田渕俊夫、手塚雄二、宮廻正明ら7名の現代日本画家と美術館とが一体となって、新たな黒部の作品を創作している。完成作は常設展と年に1〜2回の企画展で見る事ができる。
岩瀬運河沿いにある新しいレジャースポットがここ。マリンスポーツの拠点施設で、館内の1階では物産品が展示・直売されており、飲食店も、和食、寿し、洋食とそろっている。2階は展示スペースで、富山ガラス工房の職人たちが作った作品を展示する。また、毎月第2日曜日には朝市も開催されている。
人工滝としては日本一の規模を誇る、幅121mの「きららの滝」が自慢の公園。園内を流れる水は浄化してきれいになった下水処理水。通常の浄化より1工程多い三次処理まで施し、色、臭いも無い。隣接する「ゆららの水辺」には魚が泳いでいる。日没後はライトアップされ、幻想的な雰囲気も味わえる。
建物全部「子どもの遊びと学び」をテーマとした施設。1階には、遊具を使用して遊べるプレイホールや、粘土や木工などの創作活動を楽しめるクラフトコーナーや工房がある。2階にかけて長い網のトンネルがかかっており、子どもたちに大人気。ビデオやパソコンも設置され、それで遊べるコーナーもある。
「吹きガラス体験」が気軽に楽しめると人気。本来は若手ガラス作家が技術を磨く場だが、ガラスの魅力を多くの人に知ってもらおうと体験コースを開講(毎日実施・団体可・要予約)。溶けたガラスを取り出し息を吹きながら形づくる吹きガラスは、コップや皿など思い思いの作品を作れる。体験はカード利用不可。